事故の怪我で最も多いむち打ち症とは?

私たちの頭は、2リットルのペットボトル3本分ほどの重さがあります。

それを支えているのが首です。ただでさえ重いものを支えている首に、事故の際にはさらに大きな負担がかかってしまいます。事故の際、衝撃で身体が前に押し出されますが重い頭はそれと同時に前に動くことが出来なくて、頚椎といわれるつなぎ目となっている部分がむちを振るったときのようにしなります。

そのとき、頚椎には不自然な無理な力がかかり、捻挫をしたようなむち打ちの症状が出るのです。それほど大きな衝突ではなかったにしても、思っている以上に身体は大きな衝撃を受けているものです。

頚椎だけではなく、首の中には大切な神経も通っています。

頚椎が歪んでしまうと、その大事な神経が圧迫されることにより首だけでなく、頭痛やだるさ、めまい、耳鳴り、吐き気といった症状が出ることになります。

早期治療が肝心!

むち打ち症は出来るだけ早く治療を始めることが大事な症状です。

事故の衝撃で位置がずれてしまった骨は、神経を圧迫したりするため痛みを引き起こすことになったり、さらなる不調、頭痛や吐き気、倦怠感へとつながっていきます。そして、長引く後遺症に悩ませることになるのです。

後遺症を残さないための治療を

事故の後は、やらなければならないことも多くあわただしく時間が過ぎていくものです。事故の相手や保険会社との交渉をしたり、警察とのやり取りがあったりするかもしれません。

なれない作業へのストレスや緊張感から、痛みを軽く見てしまわないようにしましょう。そんなにつらい痛みでもないし、とか、見た目は元気に見えるのに、大げさな人だと思われたくないからと痛みや違和感をほうって置くと、そのうち症状は悪くなり短い治療期間ですんだかもしれなかったのに、結果長く治療をしなければならなくなることになってしまいます。

また、むち打ちの症状は人によって異なります。それは、交通事故といってもまったくおなじ条件、状況で起こるのではありませんし、事故にあってしまった人の体格や健康状態が違うのと同じです。普段はさほど感じないけれど、天気が悪いと痛いとか、寒いと痛いといった症状の方もいらっしゃいますし、朝方痛むという方もいらっしゃいます。

ですから、これはきっと関係ないだろうと思っても、痛みや違和感を感じたら診察を受けることが大事です。むち打ち症は、早期に適切な治療をすれば慢性化することなく治癒するといわれています。軽く考えず、出来るだけ早い治療開始しましょう。